折角なので、いつかの自分のための記録。
きっとこの作品が刺さっている人もいるだろうから、あくまで個人の感想だと思って読み進めていただきたいし、私とは思考が合わないかもって人はすぐにここを閉じてください。
とりあえずBとCしか見てない上での感想。全パターン見たらまた全然変わってくるんだろうなとは思うのでそれはそれでまた書きます。
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演劇だと思って観たらゴミだし、コントだと思うなら観れないことはないけどまあだとしてもクオリティが低い。
まず伏線散々張る割に全然回収しない。これって結局オチはなに?どこに結論を持っていきたいのかもイマイチわかんないかな。
この物語の主軸はなんだろうね、最後に伝えたいのは雨間さんの言う「人との繋がりを大事に」ってところなのかなやっぱり。
そこだけを切り取るんだとしたら、雨間さんと風吹さんの関係性とか、お互いにソロ活が一番だって言ってた霧崎と南ちゃんが付き合うっていう選択をするとか、わからなくはないけど。
うん、わからなくはないけど。くらいの気持ち。
っていうかそれ以外のメッセージ性を感じ取れなかったので、物語の結末についてはこれ以上議論の余地がない。これが芝居だと思うには本当につまらないと感じる理由の一端かも。本来演劇って観る人によって幾千通りの解釈が生まれるもので、その余白がない作品って、観てる時は多少楽しいかもしれないけれど、他と比べて満足度が低いのかなって思う。私はあとから自分なりに噛み砕いて長く楽しめる作品が好きなので余計。
ここから先は、役者の演技力の話も出てくるので読む人を選ぶ気がする。自衛してください。
まず、蓮子が主任を好きだっていうのがキーになる設定なのはわかる。2人とも主任への媚の売り方と、雪村への雑な対応も霧崎へのだいぶパワハラチックな関わり方の差別化が上手い。いかに主任にだけよく思われようとしてるか、ってところ。
ただ、越蓮子は “ 結局どこで関心がなくなるのか ” が分かりにくい。っていうか他に冷めた態度を取る割には全員への距離が近い。主任以外でもそれ誰でもいいんじゃ?って思った。龍雷太となんてチューできる距離だったぞ。
逆に龍蓮子は結構はっきりしてるというか、“ はい今の発言で冷めました” みたいな表情がちらほら見れる。中の人がバレエ続けてるおかげでしっかり表情管理できるから、顔で芝居するってのが上手いんだろうな。
雪村はなんだろうね、そもそもすごくキャラ設定が曖昧かなって思う。雷太の言葉を借りるなら本当に「良い奴だけど自分の物差しで人を計ってしまう」なんだろうなとは。でもうん、それがこの話の何に作用しているのかがわからない。
霧崎がアロマなんだって話のあと、雪村が謝罪するけど、あれって謝ったのが何に繋がってるんだろうね。詳しくは後述するけど、霧崎と南ちゃんがお付き合いを始めるのにあの謝罪が良く働いているわけでもないし。
雪村が先陣を切って物語を引っ張っていく存在であることは十分に理解している。雪村いなきゃキャンプなんて諦めて帰ってるもんねとっくに。でも本当にそれだけ。結局なんで雷太が雪村には本当のことを黙っているのかも謎。ここは雷太のところで掘り下げようかな。
和田雪村はなんか弱い。私が先に辰雪村を見ちゃったからだと思うんだけど、本来雪村って余計なとこまで首突っ込んで人が触れられたくないところにも悪気なく踏み込んでしまう、っていう役どころだと思う。「敬語使わないで」とか南ちゃん呼びとかもそう。他人が嫌がるかもってところがうまく認識できない。なんて発達特性のある男なんだ、と思ってごめん職業病。それを表現するならなんかこうもっとぐっと、勢いでいかなきゃいけないところってあると思う。和田の他の舞台を見たことがないのでこれだけで評価するのは大変申し訳ないんだけど、なんていうか和田特有のクールな感じが抜けきってない。それ捨ててくれたほうが雪村としての深みが出る気がする。
辰雪村はそこが上手い。うざい。てかうるさい。友達にいたらキレてると思う私。とはいえ私も他人の気持ちを推し量るのが超絶苦手なので人の振り見て……とは思った。てかこの人だけちゃんとずっと芝居してる。追々自担がものすごく頑張って切り込み隊長してた話は記録する。
さて、雷太。こいつが一番何考えてるかわかんない。色んな恋愛観の奴がいるよねってことで置かれてる役なんだろうけど、雷太の存在自体が物語にどういう影響を与えているのかが私の中でパッとしない。別にスポットが当たる役どころでもないし、離婚の話も結局 “ 雷太は今でも奥さんを思い続けている ” がなんなの?で終わってる。続きが見えない全く。これはもう本のせいなので、越雷太がとか龍雷太がとかじゃない。
じゃあさっき雪村のところで話題に出した、なぜ雪村には本当のことを言わないのかって話だけど。これって雪村のその、他人が踏み込まれたくない領域を理解できないってところにあるんだと思う。雷太かっこつけてるけど、繊細なのかなって私は解釈した。雷太にとって無遠慮に触れられたくないのが奥さんのことなんだと思う。自分が言われるのはいいけど好きな女はバカにされたくない、的な。この暑苦しさ似てるよね、雪村に。だから引き際さえ上手に見極められれば、雪村と雷太ってめちゃくちゃいいコンビなんだろうなと思う。朝の掛け合いもそう、ちゃんと仲良し。
雪村のおかげで雷太の人となりがわかった感じ。
霧崎はすごく蓮音に似てるなって思う。思ってることがあっても上手に言い出せなくて自分を押し殺すみたいなところ。役柄的にどうしてもアドリブとかに入っていきにくくてしんどいんじゃないかな今回の舞台。
無意識に優しいのが南ちゃんの気持ちを惹きよせていくんだけど、結局霧崎のポジションもこの作品の何に通ずる役なのかが曖昧だよね。あの夜、2人でどんな話をして、パートナーになりましょうって決めたのかがわかるとソロ活に重きを置いていた霧崎にとっての人との繋がりってなんだろう部分が見えてくるのかな。そしたらもっと演劇になるのにね。
南ちゃんは面白いなと思う。ちゃんと恋していくから、ひとりだけちゃんとゴールがある役。
和田南は夜みんなでワインを酌み交わすときにはとっくに意識してたね、霧崎のこと。ただそれが熊のおかげなのか……まあ、熊のおかげなのか。それまでそんな素振りなかったもんな。
辰南ってもっと早かった気がする。もしっこりの「ハズレくじだよね」を否定してくれたあたりからいい人なのかもって思ってるよね、2人でお茶しながら喋ってる時のちらちらと様子を窺う感じとか完全に気になってる男の子を目で追う時のそれで……報われろ、って思ったくらい。
あえて揃えてこないところに演劇として幅を持たせたいっていう辰巳くんらしさを感じるなと思ったら案の定パンフでそう言及していて面白かった。辰巳くんのそういう芝居スタイルが好きなんでしょうね私。
和田も辰巳くんも、2人がちゃんとそこまで演じ切ってくれるなら、やっぱり霧崎との間でどういうやり取りがあったのか、疑似恋愛でいいって考えがどこでパートナーになろうって思ったのか、ってとこ深くしてくれたらいいのにな。普通にそのストーリー見たいし。南ちゃんがこれから霧崎とどうなっていくのか知りたいし。
雨間さんと風吹さんはさくっといきましょう。
雨間さんが既婚者の描写って必要なんでしょうか。あれがあることで何に繋がるのか(n回目)あとカップル100組作ると助成金ってなんだよどんな自治体だよ。でもまあ雨間さんはただカップルたくさん作りたいだけのオーナーなのでいいです。ほんとはもっと台本崩してボケたいよね福田さん、とは思うけど。
風吹さんはなんか、元々すごく人が好きなんでしょ?って感じがする。「これだから初心者は」って言いながら楽しめるようにって色んなこと教えてくれて。身近な人に裏切られて他人が信頼できなくなってもそういう本来の自分を忘れずにいられるのって雨間さんのおかげなんだろうなって思う。だから、掟の何番目かの【悩み事はオーナーに相談すべし】もちゃんと実績のある文言なのかもね。名の通り、って言っていいのかわかんないけど、風吹さん無しじゃ風が立たないっていうか。キャンプとしても舞台としても成立しないと思う本当に。感覚的なものなのでそれが何かって言われると明文化は難しいけれど。
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Bは辰雪村と越雷太なので、冒頭から勢いづいてる感じ。舞台慣れしてる人達の発声ってやっぱり聴き取りやすいんですね。感動しちゃった。
恐らくこれがいちばん、“ ふぉ〜ゆ〜が互いの動きにツッコみやすい ” パターン。全員男で、雪村は先述した通りある程度勢いがあるし、雷太は元ヤンってことで雨間さんや風吹さんにちょっと強く出ても誰のキャラクターも崩れない。目の前で巻き起こる出来事として最も見やすいんじゃないのかなあ。
察しの良い方……でなくても次に私が何を言いたいかはわかるだろう。つまり、辰巳越岡がどちらも女子役のパターンは最もやりにくく見えるという話だ。Cだと越蓮子は主任口説くのに必死だし、辰南はそもそも会社の人間ですらないから一歩引いたところから眺めるしかないわけで、かといってスペがふぉ〜ゆ〜の作り出すアドリブに完璧にノってくれるかといえばそれは難しい。見慣れすぎて忘れてたけど、ふぉ〜ゆ〜の対応力ってバグってるみたい。場数踏みすぎ。アドリブを作るのもそれに乗っかるのも簡単じゃないんだなって、そりゃそうなんですけども。
さっき書いた自担が切り込んでた、ってのはこのパターンのときで。雪村やってるときはそりゃ切り込まなきゃいけないんですけども、そういう役演じてるので。南のときもずっと周囲の出方を窺っているというか、スポーツ選手みたいな書き方しちゃったけど。蓮子以外と面識のない南がどうボケるかツッコミを入れるかって相当難しいはずで、とにかく辰巳くんが頑張って南のまま切り込めるところを探していた印象。中の人の気にしいすぎるが故。頑張ってるなあと思って泣きそうになっちゃった。こんな見方をしてる時点で物語として、役として、私がこの舞台を100%楽しめていないんだなってそれは悲しくもなったけどさ。
そもそもの演技力や経験値の差が存在するのはわかっているし、自分達がそうしてもらってきたようになにか先輩として与えられるものがないか模索しているのも理解しているんだけど、だとしたらこれは初手に持ってくる作品じゃなかったのかなって思っちゃう。せっかくグループ単位で初めてお仕事できるこのチャンスに、内容に触れた感想を上げている観客がとても少ないのって、脚本の盛り上がりのなさとはっきりしないキャラ設定と、それから2組の間にまだはっきりとした遠慮が存在するのが原因だと思う。もっと恋模様に焦点当てても面白かったんじゃない?稽古期間もっと取れてたらさらに打ち解けてスペもふぉ〜ゆ〜に少しツッコんだりできたかな?なんてどうしようもないことをずっと考えているのが悔しい。個々人が持ってる能力を活かしきれてない感じがするのもモヤモヤするポイントなのかもね。
長々書いたけど、そろそろ4人舞台もがっつりお芝居に戻してほしいね!!コントは年1、ENTAで十分です😌
週末A,D観たらまた色々書き連ねよっと。
観劇済の人は、ぜひ1月20日の辰巳くんのあゆふぉゆを読んでください。辰巳くんの頑張りに苦しくなります絶対。